【株ぽんぽこ投資】コカ・コーラ ボトラーズジャパンHD(2579)の徹底分析|清涼飲料×自販機の復調は本物?
※この記事は2025年9月7日時点の情報をもとに作成しています。最新の株価・指標は公式IR/証券サイトでご確認ください。
✅ 結論まとめ【2025年9月7日時点】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価水準 | 1,960円 |
| PER(予想) | 約17.8倍 |
| PBR(実績) | 約1.28倍 |
| ROE(実績) | 約6.2% |
| 自己資本比率 | 約45% |
| 配当利回り(会社予想) | 約1.53%(年30円想定) |
| 配当性向 | 約27~35%目安 |
| 株主優待 | なし |
ぽんぽこ採点(10点)
- 配当狙い:6/10(利回りは中位、方針は安定)
- キャピタル狙い:5/10(RGM継続と自販機KPI改善次第)
- 短期トレード:4/10(原材料・物流・天候・為替に感応)
ぽんぽこ結論
「清涼飲料×自販機の国内最大プレイヤー。RGM(価格・容量・ミックス最適化)と価格改定が回り続ける限り、収益性の底上げは続く。天候・原材料・物流費のブレは四半期ごとに点検。」
1. 会社概要
- 企業名:コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス(Coca-Cola Bottlers Japan Holdings)/証券コード:2579
- 事業:清涼飲料の製造・販売(自販機・小売・業務用)。日本最大のコカ・コーラボトラー。
- 概要:自販機チャネルの広いカバレッジと、RGM(価格・容量・ミックス最適化)を柱に、価格改定や高付加価値商品の拡販で利益体質の改善を継続。
2. 強みと弱み
強み
- 国内最大の自販機網×強力ブランドでベース需要が底堅い。
- RGMの実行力:容量設計・チャネル最適化・高付加価値化で粗利改善の余地。
- サプライチェーンの規模メリット:製造・物流・販路の一体最適でコスト吸収余地。
弱み
- 原材料(糖類・アルミ・PET樹脂等)と物流費の上振れに感応。
- 天候・季節性(猛暑/冷夏)で売上が振れやすい。
- 自販機の固定費・メンテ負担が高止まりすると利益レバレッジが鈍る。
3. 財務データ(過去トレンドの要点)
- コロナ期の落ち込み → 回復局面:外出需要の戻りとRGMで増収・増益基調へ。
- 売上 約10,000億円、営業利益 約520億円、親会社帰属利益 約260億円。サプライチェーン最適化と価格ミックス改善が寄与。
- 配当:年間30円(年1.5%台)を目安。累進志向か業績連動かはIRで確認。
財務推移(2019–2024)
配当履歴(2019–2024)
4. 投資指標と同業比較(2025/09/07時点・例)
- 株価:1,960円/予想PER 約17.8倍/PBR 約1.28倍/配当利回り 約1.53%(年30円)。
- 同業比較(サントリー食品、伊藤園、ダイドー等):利回りは中位。RGMの継続性と自販機KPI(台数、台当たり売上、稼働率)が評価の鍵。
5. 株主優待
- 実施なし(現状)。
6. 投資家目線の採点(10点)
- 配当狙い:6/10 … 利回りは中位。還元方針の明確さと持続性を重視。
- キャピタル狙い:5/10 … RGM継続、自販機KPI改善、サプライチェーン効率化の進捗がカタリスト。
- 短期トレード:4/10 … 原材料・物流・天候・為替のヘッドラインに反応。
7. 総合まとめ(ぽんぽこ的見解)
「“自販機×RGM”が回るかぎりはディフェンシブの柱。四半期ごとに原材料/物流費・天候・KPIを確認し、配当・設備投資・自販機更新のバランスを追う。」