【株ぽんぽこ投資】アサヒグループHD(2502)の徹底分析|嗜好品×ディフェンシブは買いなのか?

企業分析 / 高配当株 / 嗜好品・飲料

※この記事は2025年9月7日時点の情報をもとに作成しています。最新の株価・指標は公式IR/証券サイトでご確認ください。

✅ 結論まとめ【2025年9月7日時点】

項目内容
株価水準1,896.5円(09/05終値)
PER(予想)約17.0倍(09/05)
PBR(実績)約1.07倍(09/05)
ROE(実績)約7.5%(24年実績)
自己資本比率約49.4%(参考データ)
配当利回り(会社予想)約2.74%(年52円予想×株価1,896.5円前提/09/05)
配当方針DOE4%以上を目指す「累進配当」(増配または据え置き)
株主優待廃止(2023年12月分を最後に終了)

ぽんぽこ採点(10点)

  • 配当狙い:7/10(DOE≥4%×累進配当。利回りは中位)
  • キャピタル狙い:5/10(プレミアム戦略と海外展開で中期的にじわり)
  • 短期トレード:4/10(原材料/為替・価格改定コメントに反応しやすい)

ぽんぽこ結論
「嗜好品×ディフェンシブの土台銘柄。配当は方針が明確で読みやすい。コスト/為替の波と規制面を四半期ごとに確認。」


1. 会社概要

  • 企業名:アサヒグループホールディングス/証券コード:2502
  • 業種:食料品(酒類・飲料・食品)
  • 売上規模:売上収益 2兆9,394億円(2024年通期実績)
  • 概要:スーパードライ等のグローバル5ブランドを核に、欧州/オセアニア/日本でプレミアム戦略を推進。ノンアルやRTD、高付加価値飲料も拡大。

2. 強みと弱み

強み

  • 強力ブランド×広域販路(欧州・オセアニア含む)で価格改定・ミックス改善を通じた収益安定化。
  • 累進配当(DOE≥4%)×機動的な自社株買い方針で還元の見通しが明瞭。
  • プレミアム領域・ノンアル拡大等で中期の単価向上余地。

弱み

  • 原材料(麦芽・アルミ等)/為替のコスト影響。
  • 酒税・規制/天候による需要変動。
  • 海外伸長局面での人件費・IT等固定費増が利益率を圧迫しうる。

3. 財務データ(過去5年の要点)

  • 24年実績:売上収益 2兆9,394億円、事業利益 2,851億円、ROE 7.5%
  • 配当履歴(1株)(分割調整後):
    2021年 36.3円/2022年 37.6円/2023年 40.3円/2024年 49.0円/2025年 52.0円(予想)

財務推移(2019–2024)

配当履歴(2019–2024)

4. 投資指標と同業比較(2025/09/07)

  • 株価:1,896.5円(09/05)予想PER 約17.0倍PBR 約1.07倍利回り 約2.74%
  • 同業(例:キリンHD、サッポロHD、サントリー食品)と比べ、利回りは中位〜やや控えめ。その分、累進配当方針で下支えが効きやすい。

5. 株主優待

  • 2023年12月分をもって廃止(以降は配当に集約)。制度の詳細はIRのFAQと配当ページを参照。

6. 投資家目線の採点(10点)

  • 配当狙い:7/10 … DOE4%以上×累進配当。将来的にも“据え置き以上”が前提の方針。
  • キャピタル狙い:5/10 … プレミアム戦略・欧州けん引で中期的に期待。ただし原材料/為替の逆風で振れ。
  • 短期トレード:4/10 … 決算で価格改定・コスト・為替コメントに株価が反応しやすい。

7. 総合まとめ(ぽんぽこ的見解)

「利回り中位×方針明快。配当の“安心感”が魅力で、PFのベース銘柄に合う。四半期ごとに為替・原材料・規制の三点チェック。」

8. 出典・参考リンク

本記事は{2025年9月7日}時点の情報をもとに作成しています。最新の開示・株価水準は各公式サイトをご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました